ひとくちにノラ猫と言っても、その生い立ちは母猫がノラ猫だったり、飼育猫だったりと色々です。また性格も遺伝や成育環境で大きく差があり、人を信用しない孤独なタイプから、人間と一緒にいることに安心を感じるタイプまで多種多様です。ノラ猫を減らす手段の一つとして、人間との共同生活に向いたノラ猫を飼育猫にする方法があります。猫の性格をよく観察し、飼育猫化が可能かどうかを判断しましょう。
成猫編
・室内の生活に慣れている猫のほうが新しい飼い主を見つけやすい。
警戒心の強い猫だと里親を見つけることは難しいでしょう。家の中にケージ(檻)を用意し、その中でエサを与えたり体を触ったりする事で、少しずつ人にならしていきます。捕獲時・飼育中ともにノラ猫の気が荒くなる事がありますので、よくなれた状態になってから新しい家族探しを始めましょう。
☆ケージ内に用意する物
トイレ(水きりかごのようなものでも可。その中に市販されている猫のトイレ砂や
新聞紙を細かく裂いたものを入れる)
エサ入れ、水入れ(安定して丈夫なもの。)
ちょっと見にくい写真ですがこんな感じになります。
なれていない子だとトイレは入れられないので、
タオルかペットシーツに直接してもらって、
トレーを引き出してタオルを替える感じになります。ちょっと大変ですけど・・・。
↓
・動物病院で健康診断を受ける
外で生活していた猫の場合、見た目では分からない病気を持っていたり、寄生虫がいることがあります。検便やノミのチェック、体調によっては血液検査等をして異常がないか確かめましょう。
異常がみられる場合は出来るだけ治療し、慢性疾患がある場合には、引き取った後も治療を続けてくださる譲渡希望者にお渡しするのが望ましいでしょう。
・避妊・去勢手術済みのほうが里親を見つけやすい
譲渡先でノラ猫を増やさないためにも、避妊・去勢手術は是非すべきです。ただ、費用もかかることなので、譲渡が決まってから相手の方と相談の上で(どちらが費用を負担するか)決定してもよいでしょう。
・伝染病に対する予防注射を受ける
猫には感染すると命にかかわる伝染病があります。予防できる病気もありますので、受けておきましょう。
・猫エイズ・猫白血病ウィルス検査を受ける
検査結果に異常がなければ、すでに猫を飼っている方に差し上げることが出来ますが、どちらかの病気に罹っている場合は、他の猫にうつる可能性を考えて、他に猫を飼っていない方お渡しする方がよいでしょう。(この病気は人に感染する事はありません)
逆に譲渡先の先住猫が病気を持っている場合もありますので、出来るだけ確認の上お渡しする事をおすすめします。
上記の項目に、全て当てはまらなければいけない訳ではありません。ただ、仔猫と比べ譲渡先の見つかりにくい成猫の場合、多くの事をしておいたほうが、もらい手を見つけやすくなります。